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年始まわりのアドバイス

正月を迎える

あけましておめでとうございます

昔に比べれば家庭内の年中行事がずいぶん簡略化されてきましたが、
それでも日本人にとっては大切な季節の行事が沢山あります。
その中でも最も日本人が大切にしているのが正月です。

1月1日を元日といい、新しい年の神様がその年の幸福を運んでくると日
という言い伝えがあります。正月はその年神様を迎えるお祭りと
考えられています。

ですから、1月1日は1年で1番最初の国民の祝日となっているのです。
師走と呼ばれる12月は文字どおり走りまわるほど忙しく、
仕事のキリもつけなければならず、主婦として家の用事も何かと多く
忙しく過ごす時期です。

年の瀬が押し迫ってくると、正月の準備も本格的にしなければならず、
いっそう慌ただしくなります。家の周囲の掃除、買い物、正月飾り、
正月料理など、前もってスケジュールをきちんと立てて、
手際よく進め、落ち着いて正月を迎えるようにしたいものです。

とはいえ、我が家の場合とても忙しいサラリーマンの夫は冬休みと
いえども家の大掃除に駆り出せるほど、体力の余裕が残っていません。

窓ガラス、網戸や外回りの掃除など、力仕事は男性の協力が欲しい
ところですが、寒い時期にヘトヘトに疲れ切っている夫に、
掃除の協力を求めるのはあまりにも酷ですし、
お互いイライラがつのってトラブルの元となります。

・・・ということを、15年の夫婦生活でようやく学んできたところです。
また、ここ数年は年末に主人の実家に帰省をすると、やはりあちらの
両親も体力的に衰えが来ていますので、大きな窓ガラスの
掃除や外回りの掃除などが、自然と残されていて私たちの仕事になります。
(押し付けられているわけではないのですが・・・)

そういう心づもりがあるので、なおさら一人でがつがつ
予定を立てて掃除をしても、辛い思いをするのは主婦の私なので、
ほどほどな正月準備にとどめておきます。

その代わりに夏場の良い日に水遊びがてら、家族総出で網戸を
全部洗うこともありますし、大雨などを利用することもあります。
季節の変わり目で、いったんキレイにしておきたいのは山々なのですが。
1年のうちで何度かキレイにする機会があればいいやと割り切っています

家族で使っている家なので、普段からみんなできれいに使うように
協力を求めておきます。

正月の飾り付け

最近ではマンション住まいの世帯も多く、一戸建てでも
洋風の住宅が増えて、昔ながらの日本間を持たないお宅もあります。
また畳の部屋は作るものの床の間や仏間を作らない場合もあります。

古来より受け継がれてきた正月の飾り物は、昔ながらの
日本の和風建築構造に似合うようにできていますので、
あまり形式にこだわる必要はありません。
現代風の家にはそぐわないこともあるからです。

しかし、正月が来るということを特別なことと感じて、
家の造りや雰囲気に応じて飾り付けを工夫しているのも楽しいことです。
特に季節感が薄らいでいる昨今、子供たちに受け伝えていく風習として、
お正月のいろいろな慣習は日本古来のとても美しいことだと思います。

門松


門松・・・
新しい年の氏神さまを家にお迎えする目印として、
門の両脇に建てられるものです。松と竹を組み合わせて作られ、
師走の27日から28日にかけて設置するのが習わしです。

現在では門柱のある家も珍しくなってきており、
本格的な門松を見かけることもなくなってしまいました。

簡略化したものとして松の枝を白紙で巻き、紅白の水引で結んだものを
門柱や玄関などに巻き着けます。私の家でも簡略化したこの方法です。

昔は、門松を用意していたらしいのですが、門柱の外側に置くと
公共の道路を使用することになります。お正月のことなので
暗黙の了解といえば、それで済んでしまうのですが、
車も通りますし危険ですので、取りやめたそうです。


しめ縄・しめ飾り・・・
しめ縄は、新しいワラで作られ、四手(して)と呼ばれる
白い紙をたらしたもので、神聖な区域を示すための縄張りです。
玄関や神棚に張って汚れを断ちます。

しめ飾りは、しめ縄に、裏白、ゆずり葉、ダイダイ、昆布などの
縁起ものを結んで、四手(して)を下げたものです。
古い年の不浄を払い、家の中に入れないように
玄関正面の軒下につり下げます。


輪飾り・・・
小型のしめ飾りで、わらを輪の形に結び、余ったわらを長く垂らして、
四手と裏白を下げたものです。勝手口、水道の蛇口、トイレ、
子供部屋などに付けます。小さく値段も手頃なので、
車や自転車などにも付ける風習もあります。


床の間飾り・・・
新春にふさわしい掛け軸を選びます。
日の出、松竹梅、富士山、鶴亀、七福神などが、おめでたい図柄です。
床には鏡もちを飾り、正月用の生花や盆栽を飾ります。
また最近では床の間のない家庭もあります。

床の間がなくても、部屋の入り口から遠い場所や庭のよく見える
場所を上座とし、サイドボードや小さいテーブルなどを床の間に見立てて
床の間飾りを楽しむことができます。


鏡もち・・・
鏡もちの由来は、形が古代の丸い金属鏡に似ていたから
鏡が魂を表現する「御神体」だから「飾り文字」が転じて鏡もちになった
などという諸説があります。

地方によってさまざまな飾り方がありますが、
一般的なものとしては三方に、奉書紙か半紙を敷いて、
その上に裏白・大小二つの餅・干し柿・するめ・橙・昆布などを飾ります。

最近では住宅の中が暖かく、食料品としての保存性が悪いので、
後で食べることの衛生を考えて、プラスチックの容器に真空パックした餅や
プラスチック製の飾り物を使った商品が販売されています。

特にこれといった決まりもないので、家具やインテリアに合わせて
アレンジしてみるのも良いのではないでしょうか。


橙(ダイダイ)・・・
ミカン科の果実で、実の色が橙色。冬を過ぎても木から落ちず、
2?3年は枝に付いています。古い実がついたまま、新しい実を加えながら
ひとつの木が成長していく様子を、健康・長寿の家族に見たて
代々の長寿・繁栄を願い「代々(ダイダイ)」と呼ばれ、
お正月の縁起モノとなっています。


裏白(ウラジロ)・・・
シダの葉のこと。常緑で表面は緑、裏面が白い。
裏を返しても色が白いことから心に裏がなく清廉潔白を願い飾られます。
また、ダイダイと同じく、古い葉が落ちないうちに新しい葉が重なって
できることから代々久しく栄えることを表わしています。

また葉の模様が対になっているので、夫婦仲むつまじく
相性の良いことを願っています。

年賀状

年賀状とは、新年に贈られるはがきを使ったあいさつ状のことです。
日本では、お世話になった方やご無沙汰している方に幅広く送る
習慣があります。

韓国や中国にも似たような風習がありますが、
欧米ではクリスマスのカードといっしょに済ませてしまうことが
あるようです。

クリスマスごろに欧米に住む知り合いから封書で
クリスマスカードが届くことがありますが、こちらからは
年賀状として返信しています。

郵便局で売られている年賀状専用のはがきには、
お年玉として景品が当たる番号が付いています。
これが楽しみで郵便局の年賀状を使う方が多くあります。

またパソコンが普及してきましたので、自宅でデザインなどに
工夫したオリジナルの年賀はがきを作られる人が増えてきました。

結婚や出産、また子どもの成長をご報告するために
写真を入れることもあり、贈る方も頂く方も楽しみのひとつです。
しかし、儀礼的な間柄のやりとりも多く、
人間関係の幅を広げていくばかりでは出費もかなりのものです。

最近ではメールも普及してきており、あらかじめ入力して
予約しておけば、1月1日に配信してくれるサービスもあり、
若い人を中心に人気のシステムです。

年賀状

年賀欠礼状

11月に入ると、新年のご挨拶を断るいわゆる
「喪中ハガキ」が届くようになります。

あまり親しくない人や疎遠になっている友達などから届くと、
いただく側も本当に悲しいものです。

また主人の会社関係の欠礼など数が多いのに、
まとまって届くわけではないので、まとめておいて年賀状作成する
ときに落ち度のないように注意します。

喪中ハガキの中には、いつ誰がどうして亡くなったのかということを
はっきり書いていない場合が多くあります。

できれば、そのような一文を入れて出すのが親切な方法ですが、
いただいた喪中ハガキのないようで、知りたい事があれば
失礼のないように問い合わせてみましょう。

喪中ハガキが届いたら当然その方に年賀状を出すのは差し控えます。
喪中欠礼をいただいていたのに年賀状出してしまった場合は、
気がついた段階ですぐ電話やメールで連絡を入れましょう。
先方が、喪中欠礼を出し忘れたのか心配は避けますので、
自分に落ち度があったことを誤りましょう。

年始回り

昔から年始には、親族が本家に集まって年頭の挨拶を交わすことを、
儀式として「年始回り」といいました。

それが次第に、親類会社の上司、先生や仲人などお世話になった方々に
挨拶をしてまわることを「年始回り」というようになりました。

最近のサラリーマンは休みの日数が決まっているので、
家のこともしなければいけない、ご挨拶もしなければいけない、と
のんびりしていられない正月休みです。

近代では、「年賀状」を「年始回り」の代わりにすることも
常識となっています。お世話になっている方、近況をお伺いしたいのに
なかなか直接出向けない人には、はがきで挨拶を済ませます。

本来は訪問できるところに住んでおられる場合には、
これから1年間の付き合いをさらに深くお願いする意味でも
直接ご挨拶にうかがったほうがよいでしょう。

しかし正月は、どこの家庭でもゆっくりとくつろいでいるのが
普通ですから、まず先方の都合を伺い、訪問の時間を決めておく
ほうがよいでしょう。

年始回りの順番は目上の人から先に済ませ、
友人など親しい間柄の人は後にします。
親しい間柄でない限り家に上がることは避けます。
玄関で挨拶をするだけで十分です。

今でも田舎の本家と呼ばれているしきたりのしっかりしているお宅では
年始のお客様を迎える準備をしっかりされているでしょう。
お正月でなければ会えない親戚付き合いもあるでしょうし
大事にしたい風習です、

しかし昨今では、会社の人間関係などはプライベートな付き合いは
しないことが多いようです。

年始周り

年始の客を迎える

昔ながらの一般常識を守って、年始の挨拶に来られる人もいます。
正月ぐらいはのんびりと過ごしたいと思うのも当然ですが、
年始のお客様は、今年1年の付き合いがうまくいくようにと
願って来られるわけですから、相手の気持ちを組んで
快くOKしましょう。

前もって先方がこちらの都合を訪ねて来られたら、
都合のよい日時をはっきり申し出ておきましょう。

中途半端な返答すると他の予定が立てられなくなり
相手に迷惑を掛けてしまうことになります。

また、玄関先だけで済ませるような儀礼的な相手であっても、
できるだけ当主や家族皆がそろって出て挨拶をしましょう。
家に上がってもらうのかどうかは、家族の都合を考え相談して
おかなければなりません。

よほど親しい間柄か親戚でない限り、もし「おあがりください」と
言われても遠慮するのが常識です。しかし相手によっては当然のように、
食事をいただけるものだと思っていたり、また誤解を受けるような
応対をしてしまっては、準備で慌てることになります。

最近では元旦から開いている大型スーパーもありますが、
すぐには買いにいける状況にあるかどうかもわかりませんし、
お約束の時に食事の予定も確認しておいたほうが無難です。

年始周り

お年賀

年始回りにはお年賀が必要です。お年賀には、品物を持って行く場合と
子供たちに渡すお年玉があります。

すでにお歳暮を贈っている相手には、特に年賀の品を持参する必要は
ありません。しかし年始からお伺いするときに、手ぶらではお伺い
しにくいという事情がありますので、手土産を持参するのが常識と
なっています。

手土産は菓子折りなどで良いのですが、慌ただしくならないように
あらかじめ準備をしておきます。年賀の品は新年の挨拶を終えたら
すぐに差し出します。

また受け取る方も新年の挨拶には年賀の品を持参するのが慣例なので
過度に遠慮しないで受け取る方が良いでしょう。

「これは、お年賀の印でございます。甘い物が好きだと伺っておりましたのでお菓子にさせていただきました。どうぞ皆様でお召し上がりくださいませ。」

「ご丁寧に恐れ入ります。お心づかいありがたく頂戴いたします」

お年賀

お年玉

お年玉の慣習と言うのは、家庭によってそれぞれの考え方があるので
一般的な話をいうのがとても難しい問題です。

子供にとっては、年に1回だけ無条件にいろいろな人から
いただけるものなので心待ちにしているものです。

高校生ぐらいまでの子供に、年齢に応じた額を決めてあげることが
多いようです。中には正月だからと気前よく高額のお年玉を挙げる人も
いると聞きますが、子供の金銭感覚を狂わせることのないように
常識的な範囲に止めておきましょう。

(よほど余裕のあるお宅でない限り、身内に高額のお金を渡すことはナイ時代ですけど・・・)

また、それぞれの家庭によって教育方針がありますので、
親御さんのご意向を訪ねてからにした方が良いでしょう。
親戚同士のお年玉のやりとりについては差が出ないように、
親たちが前もっておおよその金額を話し合っておくほうがよいでしょう。

お年玉は現金でなくても構いません。家庭や年齢によっては、
現金を子供に持たせるのを嫌がられる場合や目上の方のお子さんに
現金を渡すのは、どうもはばかられるという場合もあります。

品物でもいいですし、商品券や図書券など現金に変わるお年玉を
用意しておけばよいでしょう。

うちでは今年、大学生になった親戚にお年玉をあげるか
どうかで悩みました。

他の兄弟と相談して、その子がアルバイトのする時間もないぐらい
頑張って勉強しているという状況をよく見ていましたので、
頑張っていることのごほうびとして差しあげることにしました。

正直なところ昔よりも精神年齢が低く、大学の途中で成人式を迎える
とはいえまだまだ「子供」という感じです。

私としてはもう「大人」扱いして、お年玉は高校生で終わらせても
よかったのかなと思いますが、主人の姪っ子ですので
主人の気持ちを尊重しました。

お年玉

お年玉を貰った時

お年玉は、直接、子供に手渡されることが多いものです。
いただいた時にはきちんと相手にお礼を言い、
すぐ親に報告するように教えておきます。

お正月なので、あらかじめ子供には親戚からお年玉を頂く可能性が
あるということを十分言い聞かせておかなければいけません。

また、いただいたその場でお年玉袋をのぞいたりお金を出したりする
ことのないように、気をつけさせなければいけません。
最近の子供は不作法なことがあるので、親戚同士の気がゆるんだときには
すぐさまお年玉袋の中を覗いて金額を確認したりし、お金だけ抜き取って
袋を投げ捨てたりという、お行儀の悪いことがあります。

「親しい仲にも礼儀あり」です。

子ども達にとっては、いとこ同士なのでとても楽しいお正月だし、
お小遣いをもらうのはとても嬉しいことですが親しい仲であるからこそ、
お金の大切さやお行儀を教える機会でもあると思っています。

もちろん親しい親戚で、あらかじめ親同士が決めておいた場合でも
子供の前で親子共々改めてお礼を言うようにします。
また思いがけずいただくこともあります。

「子供にまでそんなお気遣いをしていただくてもよろしいのに
申し訳ございません。ご好意に甘えて、ありがたく頂戴いたします」
などきちんとお礼を言えるようにしましょう。

相手にもお子様がいることがあるかもしれませんので、
ポチ袋、新札など余分に用意しておいた方が良いでしょう。

おとしだまをもらった子供

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